realsound映画部に『ジュリアン』評が掲載されました
2019.02.25更新
realsound映画部に『ジュリアン』評を掲載していただきました。
補足というわけではないですが、この評を書いた動機について。
この映画については、共同親権反対の立場に引き寄せた紹介が目立ちます。
独立した芸術として作られた映画を、単なるプロパガンダに貶めるような紹介の仕方も複数見ました。
そこで、誰かが作品としての重層性と、メッセージの複雑性を指摘する必要があるのではないかと考えました。
私自身は、共同親権は理念としては向かうべき方向だが、それ以前に解決すべき点が多々ある、という立場です。
具体的には、すべての離婚における親権決定に裁判所が関与する制度の整備が先決では、と考えています。
単純な共同親権推進の立場から、逆方向のプロパガンダとして書いたわけでないことを、念のため補足させていただきました。
弁護士 小杉 俊介